陽光のマルタをめぐる 8日間
                 

2020年2月21日〜28日
ユーラシア旅行社(添乗員:水谷桃子さん)に参加して






マルタ共和国 国旗

 









PART 4

ゴゾ島/
アズールウィンドゥ跡地 
ジュガンティーヤ神殿
 
チタデル
 ゴゾ大聖堂










陽光のマルタをめぐる 8日間




日程3日目 2月23日(日)

 ゴゾ島1日観光

 ゴゾ島はマルタ島北部のチャルケウア港から約6kmのゴゾ海峡を渡った場所に位置し、面積は約67平方キロメートル、長さ14km、幅7kmの東西に細長い島でマルタ島の3分の1ほどの大きさです。
マルタ共和国を構成する 7 つの島のうち 2 番目に大きな島で、シチリア島の沖の地中海に浮かんでいます。 隣のマルタ島よりは田舎びた風情で、人口は 31,000 人。マルタ島からはフェリーで約25分。距離は近いながらも、マルタ島とはまた異なり、自然豊かでのんびりとした雰囲気が広がります。世界遺産にも登録されている巨石神殿「ジュガンティーヤ神殿」、島の中心ヴィクトリアに位置する大城塞(チタデル)など、必見スポットもたくさんあります。

航海中に右手に見える島がマルタ共和国で3番目の大きさのコミノ島です。
コミノ島はマルタが誇る地中海トップクラスの透明度ををもつブルーラグーンで有名な島です。
とても自然の青さとは思えない美しい海を一目見に、毎年夏には多くの欧米からの観光客で賑わいます。
夏季にはフエリーが寄港しますが今の季節はマルタ島のチャルケウア港とゴゾ島のイムジャール港の往復便しかありません。













アズールウィンドウ(跡)


 “青の窓”という意味をもつアズールウインドウは何千年もの年月をかけて風と波が作り上げたアーチ型の絶景でしたが、2017年3月8日、長年の風波の影響によりアーチは崩壊しました。
今でも周辺の海の深い青と相まっ て独特の雰囲気があります。アズールウインドウ跡の手前にある海岸はブルーホールと呼ばれダイビングポイントにもなっていて、ゴゾ島のハイライトのひとつでもあります。
海からの強い風と波で侵食された岩が海岸線沿いに立ちはだかる荒涼とした景色を見に、多 くの観光客が訪れます。

 

 








ジュガンティーヤ神殿


 新石器時代の紀元前3600〜3000年頃に建設された世界最古の宗教施設です。
周囲に島のパノラマが広がり、開放的な感じがします。マルタ島のハジャーイム神殿やイムナイドラ神殿にはドーム状の帆布製の屋根が掛けられていて本当の色は分かりにくいのですが、このジュガンティーヤ神殿には屋根もなく青空の下で巨石の本当の色がわかります。"
マルタ語でジュガンティーヤは「巨人」を意味し、貝やサンゴを多く含む頑丈な石灰岩で覆われた、ゴツゴツとした外壁が印象的です。
2つの神殿を外壁が取り囲むというマルタの遺跡に共通する形をしていて、幅は40m、奥行き23m、最大高さ8mで、最大の石は重さは50トンとか。
豊穣信仰の場だったとされ、神殿の入り口が東を向いているのは生命の象徴を表しているそう。内部には生け贄を捧げるための祭壇もあり、壁面のらせん状の模様は輪廻転生を表しているとのこと。

 

 
















チタデル


ゴゾ島の中心の町であるヴィクトリアにそびえるチタデル。階段を上がって行くと大聖堂があり、そのまわりの城壁に沿って歩けます。
城壁からは、緑の大地に点在する教会、奥には青い海の大パノラマの絶景が望めます。眼下には大聖堂と迷路のような石垣も見下ろせます。

チタデル内はまるで時が止まったかのような静寂な街。
今あるチタデルの街並みは、1693年の地震で崩壊した後に建てられたもの。
城壁には当時の囚人達によって描かれた(彫られた)手形やサインが残されています。何百年と歴史を見てきた城壁に囲まれながら街中を歩くと、当時の姿が思い起こされてきます。

大聖堂の前の坂道を歩いていくと、敵の攻撃を防ぐために造られた堡塁に辿り着きます。
堡塁からはゴゾ島を360度見渡すことができ、ヴィクトリアの街はもちろん、海沿いの街や地中海まで見渡すことができます。
ゴゾ島は地中海の中心部に位置し、その地の利もあって長い歴史の中で何度も海賊に襲われたり、大国の侵略にも会い、その度に住民が奴隷として連れ去られた悲しい過去があります。
ゴゾ島だけでなくマルタでは至る所に大砲が置かれていて、外敵の侵入には常に備えている姿勢が見て取れます。



 ゴゾ大聖堂


チタデルの中心となっているのがゴゾの「大聖堂」。ゴゾ島のどこからでも見えます。
大聖堂も1693年の大地震で崩落してしまい、マルタの石灰岩を用いて1697年から14年の歳月をかけて再建されたバロック様式の大聖堂です。
外観はシンプルで素朴な造りですが、正面の階段と両脇の聖人像が存在感を高めています。
ただ対照的に内部はとてもきらびやかな装飾が施されています。
そして人気の秘密が大聖堂の天井に施された『だまし絵』です。
建築当時の計画では天井をドーム型にする予定だったのですが、資金不足のため断念。苦肉の策としてだまし絵でドームに見せかけたのです。
しかし一見して気づかない見事なだまし絵の天井を持つ大聖堂はマルタでここだけ、というより世界でも他にあるのでしょうか?城壁へ上がってみると屋根の上は真っ平でした。
ミサ中で中に入れなかったのでチタデルでの観光が終わり、少し時間があったので再訪すると、ちょうどミサが終わったところで中に入ることが出来ました。
主祭壇に向かって天井を見ると普通にドーム状に見えますが横に回ってみるとだまし絵だということがよく分かります。

大聖堂の近くには大聖堂博物館もあり、宗教儀式に用いられた聖具や古文書等貴重ななものが保管・展示されています。


 

 

















                                     
   PART 5 へと続きます。








PART 1:
成田からマルタへ  ブルーグロットー ヴァレッタ市内観光


PART 2:
ハジャーイム神殿  イムナイドラ神殿  ハイポジウム神殿・タルシーン神殿 ハーバークルーズ


PART 3:
イムディーナ/大聖堂  ラバト/ドムスロマーナ  聖アガの地下墓地  マルサシュロック  スリーシティーズ/セングレア監視塔 ヴィットオーザ  日本海軍慰霊碑


PART 4:
ゴゾ島/ アズールウィンドゥ跡地
 ジュガンティーヤ神殿 チタデル
 ゴゾ大聖堂


PART 5:
マルタ島  ポパイ村
サンジュリアン・インターコンチネンタルホテル


PART 6:
カーニバル   帰路




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陽光のマルタをめぐる8日間

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