《 イスラエル8日間 2008年6月11日−18日 阪急交通社 》 
に参加して 〜 添乗員:柴 美佐子さん












PART1 日本出発から3日目(エレサレム到着まで)と7日目(ガレリア湖出発)以降


PART 2(3日目から5日目=エレサレム)はこちら

PART 3(5日目から7日目=ガリラヤ湖と周辺)はこちら





 6月11日(水)

成田発9時45分のキャセイ航空 CX509便 A-300型機はほぼ定刻に搭乗口を離れる。
空席はいくらもない。10時少し過ぎに離陸して乗り継ぎ地の香港へ。
離陸後すぐに飲み物のサービス、続いて昼食。
チキンとビーフの選択だったけどビーフは細切れ肉でおいしくなかった。
食後にアイスクリーム。
個人モニターがあるものの、ゲームは出来ず映画、ビデオのみ。
日本語の番組が少なく退屈。
13時15分に香港に到着。
香港からはイスラエルのエルアル航空。
乗り継ぎカウンター前で個人個人に旅行目的や荷物についての質問。
日本語のテキストが用意されていてそれに答えて、陰で成田で預けた荷物がチェックされているらしく、荷物のタグをスキャンして、緑色のシールが貼られる。
赤い色のタグを付けられると搭乗口で荷物チェックを受けなければならない。
機内持ち込みの手荷物チェックの金属探知機を通って搭乗待合室へ。
15時45分出発の予定なのに14時45分に搭乗開始。
早すぎるとは思ったが行列に並び機内へ。
エルアル航空LY−076便が実際に香港を離陸したのは16時10分。
イスラエルのテルアビブまでな何と11時間55分とのこと。
不思議に思いながら飛行経路のモニターを見ていたら、香港を離陸した機体はまっすぐに北へと向かい、北京のはるか北方で西に向きを変えてウルムチからタシケントと、シルクロードの上空を通って黒海上空で南に向きを変えトルコを縦断して地中海へ入りテルアビブへと、ものすごい遠回りをして飛んでいた。
離陸後1時間くらいに夕食、着陸の3時間くらい前に朝食が出た。
食事はまあまあかなあ?
この機体もキャセイと同じで、個人モニターがあるものの、映画、ビデオのみ。
しかも長時間の飛行なのに日本語の番組は1つしかなかった。
幸いにも空席が多く少しはのんびりできた。
テルアビブ国際空港へ着いたのは、23時10分(日本との時差は−6時間)。
12時間のすご〜く退屈なフライトだった。
到着しても入国審査の長蛇の行列、ただただおとなしくして待つだけ。
イスラエルへの渡航が記録されると入国できない国があるために「ノースタンプ」といって、パスポートへのスタンプを押されずに入国手続きを終える。
空港からホテルまでは30分ほど。今回の現地ガイドは日本人のアキさん、運転手はラムディーさん。
テルアビブの「バーゼル」ホテルへの到着は日付が変わって12日の1時30分。



 6月12日(木)

7時のモーニングコールを待つことなく6時半に目が醒める。
でも眠い・・・4時間くらいしか寝てないので当然。
レストランで朝食。料理の種類も多く味も悪くはない。
出発の時間まで時間があったので目の前に広がる海岸へ降りてみる。
きれいな砂浜が広がっていて、朝から泳いでいる人もいる。
地中海の水に手を入れてみたがちょっと冷たいかな?といった水温。
砂はとても細かくてパウダー状をしている。
海岸ではかなりの人が歩いたり走ったりしていて朝の穏やかな感じが漂っている、ごくありふれた景色。
宿泊したバーゼルホテルはテルアビブの北の方にあるが、バスは地中海を右手に見ながらテルアビブの街を通り抜けてテルアビブの南に隣接するヤッフォへ。
なんでもヤッフォは世界で一番古い港町なんだとか。
下車して最初に訪れたのは旧市街の細い道を入っていったところにある「皮なめしシモンの家」。次に「ケドゥーミーム広場」と「聖ペテロ修道院」。
古代からの遺跡が多い「ハピスガ公園」からはテルアビブから続く海岸線がきれいに眺められる。
さらに目の前の海岸にはアンドロメダの岩が見られる。
急ぎ足でのヤッフォの観光を終えて地中海から離れて東に向かい、エレサレムの市街を右手に眺めながら死海へと向かう。
海抜0m地点でバスを降りて「SEE LEVEL]の標識を写真ストップしてさらに坂道を下がっていく。
標高マイナス400m、死海に到着。
死海は南北に細長い湖で、現在ではヨルダンとの国境となっていて、対岸にはヨルダンの山並みが見える。
やや南下して死海写本が発見されたクムランの遺跡で下車。






 死海写本を制作した部屋の跡を見学して写本が発見された洞窟を遠望し、再びバスに戻り、所々にナツメヤシが栽培されている死海の西岸をさらに南下。
マサダの集団農場(キブツ)で昼食。その後ロープウェイで山上に広がる「マサダ遺跡」の観光。
ローマ軍の侵攻によって最後は全員が玉砕したとされるマサダは大きな岩山全体が砦になっていて、残された建物の石組みからもその大きさがうかがえる。
観光後死海の南の端の方にあたるエンボケックの「モーリアクラシック」ホテルへ。
ホテルのチェックインは16時10分。
着替えを済ませてホテルのトラムカーに乗って海岸へ。
ここでの楽しみは死海遊泳、というか死海浮遊。
死海の水に含まれる塩分は30%とも40%ともいわれている。
目に入ると飛び上がるほど痛い。ゆっくりとした背泳ぎぐらいで、とてもじゃないけど泳ぐのは無理。
プカプカと浮かんだまま沈むことのない不思議な感覚を体験。
ヨルダンを旅行した時にも死海に入ったけれど、その時の海底は黒くどろどろとしていたけれど、ここの海底は真っ白でいかにも「塩」。そのために太陽の光を映して水の色も明るい水色に見えてすごく綺麗。
「塩」の塊もあちこちに見られる。
死海の遊泳は20分以内に、と言われていたのでシャワーを浴びてホテルに戻り、入浴後に夕食。



 6月13日(金)

久しぶりにベッドでゆっくりと寝んで、朝食前に死海沿いの道をジョギング。
人も車も少なくとても気持ちいい。
ゆったりとリゾートホテルでの朝食を楽しみ、9時30分にバスに乗り昨日の道を逆走して、エレサレムを目指す。





以下、エレサレムのページ、ガリラヤ湖周辺のページに続きます。

PART 2(3日目から5日目=エレサレムとその周辺)はこちら

PART 3(5日目から7日目=ガリラヤ湖とその周辺)はこちら




 6月17日(火)

ガリラヤ湖周辺での観光を終えて地中海に面した港町アッコへ。
紀元前2000年という信じられないほどの歴史のある港町がアッコで世界遺産にも登録されています。
十字軍の要塞や隊商の宿、モスク、教会等がごちゃ混ぜになって市街地を形成しています。
旧市街の道はせまく徒歩での観光です。
地中海に面した海岸線の「テンプル騎士団要塞跡」の城壁は陽光のまぶしい地中海と旧市街の住宅を眺めながらの散歩道となっています。
ハイファのキブツで地中海を眺めながらの昼食の後カエサリアへ。
カエサリアでは最初にローマ時代の水道橋を見てから、今もコンサートやオペラなどに使われている円形劇場へ。この円形劇場は海側の舞台後部のつくりはなくなっているが舞台と観客席は完全に復元されていて、舞台下の控え室や通路はもとのままに残されている。
海岸の一段低い場所には「海岸神殿(ヘロデ王の宮殿)」の遺構が残されているが、海岸部分では沈下がすすんで波に洗われている。
馬車競技場も海側の観客席は波の浸食で無くなっているが陸地側のスタンドの一部は残っていて往時の姿が偲ばれる。
16時、カエサリアの観光を最後に、この旅行でのすべての観光が終了となり、バスは国際空港のある到着地のテルアビブに向けて高速道路を南下。
テルアビブ市内に入るともう夕方のラッシュが始まっていた。
右手の地中海では海水浴を楽しむ大勢の人達の姿が。そんな姿を見ながらノロノロとベングリオン国際空港へ。
空港の到着は17時45分。
すぐに出国の手続きに向かうが、乗客一人一人に荷物についての質問と厳しいチェックがあり、無事通過して搭乗待合室へ入ったのは19時50分。空港に着いて2時間も掛かっていた。
エルアル航空の075便の出発予定時刻は21時50分。まだずいぶん時間がある。
往路と同じく早い時間に搭乗開始となったが、テルアビブの出発は22時。
シルクロードの北の方を長時間かけての飛行は眠ったり、言葉の分からない映画を何本も見たり・・・と、とても退屈。


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