2005年6月8日〜14日にかけて 《 カナダとっておきの旅・7日間 》      
( 阪急トラピピックス 添乗員=杉山 圭 さん )
に参加しての記録です







 6月8日(水)
今回の旅行はカナダとあって、エア・カナダを利用。
梅雨空の成田空港17時25分発のAC004便にてカナダのバンクーバーへ。
水平飛行に移ってすぐに昼食??揚げたかつお?らしき料理であまり美味しくはなかった。
この飛行機には個人用のモニターはなく、とても退屈。
眠らなければと思っても、ほとんど眠れずに辛い8時間半だった。
到着前に、ごはんとおかずが少しの朝食。
エア・カナダの食事はおすすめ出来ない。
バンクーバーの到着は日付変更線のお陰で、8日の午前10時05分。
ここで入国手続き、荷物の預け直し等を行い、14時00分発のAC214便にてカルガリーへと向かう。
エア・カナダの国内線では食事は有料とのことだったので、成田で買ったパンを昼食にした。
カルガリーの到着は16時30分(バンクーバーとは時差+1時間)。
17時10分に空港を後にしてバンフへと向かう。気温は11℃。
途中でドライバーさんのサービスか、カルガリー・オリンピックの会場を車窓から見学しながら、1時間半ほどでカナディアンロッキーの山並が見えてきた。
途中で雨が降ったあとにきれいな虹が見られた。
19時15分頃に今日から3連泊となる、バンフの「BANFF INN」に到着。
チェックインを済ませ部屋に荷物を置いて、近くのレストラン「EL TORO」にてアルバータ牛のステーキを食べて22時頃に部屋に戻って長〜い一日が終わった。
バスタブにお湯を貯めようとしたが、お湯の出が悪くその上、あまり温かくない。
冷たいシャワーを浴びてベッドに・・・・
6月9日(木)
朝6時に目が覚めた。カーテンを開けて外を見る。もう明るい!
すぐにジョギングウェアーに着替え、外に出る。ちょっと寒い、5〜6℃くらいか?
準備運動もしないで、バンフアベニューをカスケードロックガーデン目指して走り始める。
犬の散歩や野良犬の姿は見えない。30分間、気持ちよくジョギングして大急ぎでシャワーを浴びた。
今朝は熱いお湯が出た。
6時55分にロビーに集合して近くのホテルのレストランでバイキングの朝食。
ここの食事は質・量共に申し分なし。
8時にバスに乗り、お目当てのカナディアンロッキーの観光に出発。
雲は多いけれど、まずまずのお天気に一安心。
トランスカナダ・ハイウェイではエルクが見られた。
最初の観光はモレーン湖。
高台へ登って見下ろす湖は絵に描いたような美しさ!
静かで美しい景色に写真を撮りまくる。
次に訪れたのは『森と泉にかこまれて 静かに眠る・・・・・』と「ブルーシャトー」の歌になった、レイクルイーズ。
湖畔には「シャトー・レイクルイーズ」が建っていることから、多くの人が訪れる超観光地。
さすがに大勢の観光客で賑わっていた。
再びバスに乗りアイスフィールド・パークウェイに入り、スケアクロー氷河を車窓より見ながら、ボウ・レイクへ。
ボウ・レイクは向かい側に氷河も望める明るい感じの湖だ。
氷河からの水なのですごく冷たいがとても澄んでいる。
湖畔のロッジにはヘラ鹿の角がたくさん飾ってあった。
ペイト湖を観光する予定だったが、まだ冬季閉鎖中とのことで、バスはさらにアイスフィールド・パークウェイを走り、「CROSSING」のロッジでバイキングの昼食。
バッファローのステーキもあって、とても美味しい食事だった。
昼食後はさらに北上してコロンビア大氷原へ。
コロンビア大氷原というのは総称で、雪上車に乗って観光するのはその内の一つ「アサバスカ氷河」。
雪上車の乗り場までは専用のバスに乗り換えて行く。
雪上車は予想外に大きく、そのドライバーさんが若い小柄な女性だったのにはビックリ!
氷河の上を走ること10分ほどで、氷河の真上に降り立つ。
氷河の融けた水を飲むと長生きできるとか言われ、手に掬って飲もうとしたがうまくいかず、氷のかけらを口に入れた。
氷河観光を済ませると、来た道をバンフに戻る。
居眠りをしていたら、「グリズリー」だとの声に車窓に目をやる。
すぐ近くで草を食べていた。予想以上に大きい。
少し走ったら今度は「ブラック・ベア」が見られた。
こちらは子供のようで、やや小さかった。
バンフの手前で、バーミリオン湖にて写真休憩をしてバンフ市内に戻って「WOLF STREET GRILL」にてサーモンがメインの夕食。。

6月10日(金)
今日も6時に目が覚めてしまった。
朝食は8時25分からなので、昨日最後に観光したバーミリオン湖までジョギングしようと外に出る。
地図で入念に調べたはずなのに、バスターミナルの前を通るはずが河のほとりに出てしまった。ここで初めて犬を散歩させていた女性に出会った。
バーミリオン湖への道を尋ねると、この「Bow River」に沿って行き鉄道の線路を渡ると、その先の左手にバーミリオン湖への道に出ると教えてくれた。
この踏み切りから先の道は森の中のトレイルで、入って行ったのはいいが、昨日見たグリズリーやブラックベアを思い出して急に心細くなってきた。
それでも木々の間を注意深くうかがいながら、ゆっくりと走ってバーミリオン湖までを往復した。
ホテルに戻ってもまだ時間があったので、のんびりとシャワーを浴びて、昨日のレストランで朝食。
今日もお天気は大丈夫そう。
9時30分にホテルを出て、今日は近くの観光。
まず、カスケードロックガーデンを見て回り、次いでボウ滝、サプライズコーナー、フードゥー(岩の巨人?)とバスに乗ったり降りたりを繰り返して、再び市内に戻り昼食の時間までショッピングタイム。
昼食は「SILVER DRAGON」にて中華料理。
カナダで中華料理?と予想した通りで、人に薦められるようなものではなかった。
食後は河下りをする人達と別れて、サルファーマウンテンを目指す。
13時ちょうどに歩き始めて、バンフスプリングスホテルの駐車場奥から山道に入って行く。
アッパーホットスプリングスの脇にサルファーマウンテンの登山口があった。
登りはじめて間もなく雨が降り出した。
どうしようかと迷いながら歩き続けていると雨は小降りになって、青空も見えてきた。
ゴンドラの下を何度か通り抜けるうちに徐々に高度もあがり、2時間40分ほどでゴンドラ駅に着いた。
ここから標高2285mの山頂までは木製の立派な遊歩道だ出来ている。
10分ほどで山頂に到着。
ぐるりとカナディアンロッキーの山に囲まれて、眼下にはバンフの街が箱庭のように眺められる。
とても気持ちの良い展望台。ゆっくりと眺めを楽しんで同じ道をバンフに引き返す。
ビッグホーンシープに出会えるかと期待していたが、残念ながら姿は見れなかった。
17時少し過ぎにホテルに帰着。ちょっと疲れた!
シャワーを浴びて、再び街中に・・・・・あまり食欲が無かったのでスーパーでパン、飲み物、お菓子等を買って夕食にした。
この「BANFF INN」も今晩でサヨナラ。明日の朝は早いので、荷物をまとめてベッドへ・・・・・

 6月11日(土)
5時40分にモーニングコールで起される。
着替えを済ませて荷物を廊下に出して、昨日までと同じレストランで朝食。
小雨の降る中を7時にバスに乗り、車窓よりカナディアンロッキーの山々に別れを告げ、バンフを後にしてカルガリーへと向かう。
1時間半ほどでカルガリー空港に到着。
10時15分発のAC1152便にてトロントへ。
2時間の時差で16時にトロントへ到着。
空港ターミナルから一歩外へ出ると、暑い!何と気温30℃。
早春のカナディアンロッキーから真夏のトロントへ!
すぐさまトロントの市内観光開始。
クラシックな感じだが左右が対称に作られていない州議事堂前と革製品のお店以外は車窓より観光をして、一路ナイアガラへ。
車内にておにぎりのお弁当。
ナイアガラへの到着は20時。でもまだ十分に明るく、車窓よりナイアガラの滝を眺め、今日から2泊する「CLARION HOTEL」へチェックイン。
夏の服装に着替えて早速ライトアップされたナイアガラの滝を見に出掛ける。
滝の近くはすごい水しぶきでびっしょりに濡れてしまう。
轟音を聴きながら、アメリカ滝、カナダ滝の間を、赤、青、黄色とライトアップされた滝を交互に眺めホテルに戻る。

 6月12日(日)
今朝も6時過ぎに目が醒めてしまった。
朝食は7時45分からなので、ジョギングウェアーに着替え走り出す。目指すはナイアガラ瀑布!
さすがに早朝から滝を見物する人は少なく、散策する人がわずかと、ジョギングをする数人の人に出会っただけだった。
昨夜ライトアップされた滝を見に来た時にはけっこう蒸し暑かったけれど、朝は爽やかだった。
のんびりと走って、ホテルに戻りシャワーを浴びて朝食の会場へ。
8時45分にバスに乗ってホテルを出る。
でもすぐにテーブルロックに到着。
バスを降りたとたんに雨が降ってきた。
ちらっとカナダ滝を見て、レストハウスに飛び込む。
15分ほど待って雨が小降りになったので、バスに戻る。
すぐに雨は上がり、歩いてレインボーブリッジを渡って、アメリカとの国境を示すプレートと両国の国旗の下からナイアガラの滝をカメラに収めてカナダ側に戻り、「霧の乙女号」乗り場へと徒歩で向かう。
乗船前に青いビニール製のポンチョを着る。
「霧の乙女号」はあまり大きな船ではないが、100人ほども乗せているのだろうか、超満員だ。
乗り場を離れた船は、アメリカ滝へと向かう。
アメリカ滝を左手に見ながらゆっくりと進む。
水煙が上方に向かって上がっていたのであまり濡れることもなく滝を見上げていると、すぐにブライダルベール。そのすぐ右手には階段状の通路が水面近くまで降りていて、大勢の人が黄色いポンチョを着て一列になって歩いているのが見える。
やがて「霧の乙女号」はカナダ滝の滝つぼに向かって進んで行く。
滝が近付くにつれて水しぶきがすごくなり、写真どころではない。
全身に水を浴びて、「滝」というより台風の中にいるみたいで、落ちてくる水の凄さに圧倒されそう。
水煙のためにカナダ滝の全体を目にすることは出来なかった。
もっと水量の少ない時期ならば、もっと良く見れるのかな?
ナイアガラの滝を間近に見た後は、「BROCK PLAZA HOTEL」10階のレストランから、滝を見下ろしながらの昼食。
朝の雨はウソのように晴れ上がり、手前にアメリカ滝、その奥にカナダ滝と眺めながらの、おいしいバイキングの食事の後は、このホテルには撮影で「マリリン・モンロー」が泊まったとかで、2階のロビーに写真が展示されているのを見て、「CLARION HOTEL」に戻り、ひと休み。
午後は「ナイアガラ・オンザレイク」へ行く人達と別れて、再びナイアガラ瀑布に戻り、しばらく流れに沿って下流へと向かい、そして上流へと。
滝を通り過ぎて少し進むと、今は使われていないらしいが立派な発電所があった。
さらに進んだところに大きな温室があった。
温室の周辺にもたくさんの木や花が植えられていたが、温室内にはもっと綺麗な花で溢れかえっていた。
花と放し飼いにされている色鮮やかな鳥を見て、再度「滝」に戻ると虹がかかっていた。

 6月13日(月)
今日でカナダともお別れ。
9時にホテルを後にして、トロント空港へ。
13時25分発のAC001便の出発まで、最後の買い物。
離陸後1時間ほどで、昼食。
成田までの直行便なので、13時間の退屈な、時間との闘い?
カナディアンロッキーのすばらしい大自然の景色・・・ナイアガラの滝の大迫力・・・等、次々とこの旅行でのシーンが思い返される。
どちらも普段の生活を忘れさせる貴重な体験となった。
またいつか・・・また来たい・・・うとうととしながら・・・そう考えていた。
でも、次の旅行は南米だ!・・・もう頭の中そっちに向いていた。
でもカナディアンロッキーは、また来たい!


 6月14日(火)
15時50分 無事に成田空港に到着。
楽しかった、夢のような7日間が終わった。


添乗員の杉山 圭さん、ガイドの畑 久美子さん、佐藤慶子さん、いつも安全運転だったドライバーさん。どうもありがとう!
そして、ご一緒させて頂いた皆さんお世話になりました。本当にありがとうございました。



ページTOPへ




壁紙用写真のダウンロード頁を用意しています。
壁紙用写真ダウンロードのページへ

 


カナダで出合った動物・鳥・花のページへ






_△_ 




陽光のマルタをめぐる8日間

   まるごとベトナム大縦断6日間   ブルネイ王国   ミャンマー   ルーマニア・ブルガリア
南インド   ラオス   ポーランド大周遊   春色に染まるオランダ・ベルギードイツ
   芸術薫る美しきロシア   トルコ   フランススペシャル ヨーロッパ最後の秘境・アルバニア
流砂の道 西域南道とタクラマカン砂漠縦断   ドバイ&アブダビ    プラハとチェコの小さな町チェスキークルムロフ
シルクロード ウルムチ・トルファン   世界遺産登録・小笠原   ウズベキスタン  バルト3国   ギリシャ
中国 東北部 カムチャッカ
 イギリス浪漫紀行 ポルトガル   桂林・漓江下りと龍勝棚田  
クロアチア・スロベニア・ボスニア・モンテネグロ   2回目のエジプト・アブシンベル朝日の奇跡
  メープル街道 秋彩   チュニジア   ベネズエラ、コロンビア   イスラエル スペイン  
ドロミテ・チロル・ベルニナ感動紀行   モロッコハイライト  
ヴィクトリアの滝と南アフリカ
ボロブドゥール遺跡とバリ島   最後の秘境 世界遺産 武陵源
  ペラヘラ祭とスリランカ  ヨルダン・シリア・レバノン
南米・イグアスの滝と悠久のアンデス・メキシコ カナダ イタリア キリマンジャロ登山  黄山 

エベレストを仰ぐ、ヒマラヤトレッキング  エジプト  九寨溝  スイス  ニュージーランド  アンコールワット

My Home