最後の秘境 世界遺産・武陵源
中国・湖南省

2006年10月18日〜22日













10月18日(水)
成田空港10時発の広州行きJAL−603便は出発の順番待ちで離陸したのは10時45分。
水平飛行になるとすぐに昼食。食後は中国の入国書類の記入をして、ビデオを見たりしているうちに「間もなく到着します・・・」とのアナウンスが。
飛行時間4時間25分で14時10分(時差1時間)広州・新白雲国際空港に到着。
張家界行きの国内線の出発予定は20時なので、広州の市内観光へ。
折から広州交易会が開催中とあって市内ではいたる所で大渋滞となっていた。
鎮海楼を観光して伴渓酒家にて仔豚の丸焼きをメインとした広東料理を食べて空港に戻り中国南方航空CZ−3385にて目的地、湖南省の張家界へ向かう。
広州発20時20分、張家界到着は21時35分。
空港よりバスにて武陵源の琵琶渓賓館へは1時間ほど。





 10月19日(木)
朝起きた時にはどんよりとした曇り空だったが朝食を終わる頃からは細かい雨が落ちてきた。
予定では天子山を観光することになっていたのだが、この天気では景色が見られなさそうなので、索渓峪自然保護区の観光へと変更。
まずは宝峰湖へと向かう。
駐車場でバスを降りて、雨とはいえないほどの、細かい雨の中を宝峰湖目指しての上り道。
40分ほどで湖岸の船着場へ到着。観光船に乗り換えて墨絵のような中へ・・・・
宝峰湖は桂林の漓江下りで見られるような、切り立った山々、奇妙な形の岩に周囲を囲まれていて、水中からもが突き出ている。
原住民の土家族(トチャゾク)が暮らしていて、その美声を聞かれる。
見上げる峰の上部は霧に霞んでいて幽玄の世界の中にいるようだった。
船を下りて今度は螺旋階段を一気に下って駐車場へ戻り、昼食後は索渓峪自然保護区のもうひとつの見所の黄龍洞へ。
全長6km高さ140mと洞内はびっくりするほど広い鍾乳洞で、中国一とか。
最初は一番下層の洞内の水路をボートに乗って見上げるようにしての観光。
下船後は林立する鍾乳石の中の石段を最上部まで登り、洞内を見下ろせる。
普通の鍾乳洞では手で触ることは禁じられているけれど、この鍾乳洞では自由に?触ることが出来て、遊歩道近くのものはすべすべに黒光りがしている。
林立する鍾乳石の間の遊歩道を入り口まで戻ってバスに乗り昨日泊まった琵琶渓賓館へ戻りこの日の日程は終わり。
夕食は張家界名物の竹筒料理。



10月20日(金)
朝起きてまず空を見上げる・・・薄暗くてよくわからないけれど雨は降っていない。
バスのトラブルでホテルのロビーで30分以上も待たされて、9時30分にバスに乗り、天子山自然保護区へ。
心配された雨も大丈夫そう。天子山自然保護区の入場ゲートからはエコバスに乗り換え、混雑を避けるために予定していたコースとは逆に、ロープウェイ乗り場を通り越して百龍エレベーターの乗り場へと向かう。
百龍エレベーターは垂直に切り立った岩峰に取り付けられたエレベーターでガラス張りになっていて、たいして待つこともなく乗ることができて、わずか数分だったが素晴らしい景色の中を、その景色を楽しむ余裕もなく一気に山頂へと運んでくれる。
さらにエコバスに乗り、袁家界へと向かう。袁家界は天子山自然保護区の最奥に位置していて、周囲を直立する奇岩に囲まれてまさに仙人の世界に入り込んだよう。
眺望の素晴らしい所には展望台が作られていて、そこからの景色を堪能しながら、よく整備された遊歩道を天下第一橋へと向かう。
天下第一橋は橋といっても人工的に作られた橋ではなく、岩峰と岩峰の上部がアーチ状に繋がって橋のように見える大自然の造作である。
橋上の幅は2mほどあって人が行き来できる。
標高1200から1300mくらいの位置に作られた歩きやすい遊歩道のアップダウンを繰り返し、山上のレストランにて昼食をとりエコバスに乗って賀龍公園へと向かう。
仙女献花とか武士馴馬、御筆峰と名づけられた岩峰の数々を眺めさらにエコバスに乗って天子山ロープウェイ山上駅へ。
このロープウェイはすごく混んでいてはるか手前から長蛇の行列。
16時15分から、ちょうど1時間待ってやっと乗れて17時20分に下山、またエコバスで入場したゲートに戻り、バスで琵琶渓賓館に戻ってきて今日もホテル内のレストランで夕食。
晴れたり曇ったりと観光には最適の天気に恵まれたことに感謝!




10月21日(土)
朝から雨が降っている。
今日は張家界国家森林公園の観光。
琵琶渓賓館からはバスで10分ほどで公園のゲートへ到着。
雨の中を金鞭渓風景ルートを徒歩での観光。
子供たちの集団が元気に追い越して行く。
見上げる山の上部は雨雲の中で殆んど見えない。
昼食後はロープウェイで黄石寨山上へ上がったが、あたり一面は乳白色の霧に覆われ景色は全く見えない。
天気の良いときにまた来たい・・・と、思いながら武陵源での観光が終わった。
22時35分張家界空港発の中国南方航空CZ3386便にて23時50分広州着。
ランドマークホテルにチェックイン、おやすみなさい。








10月22日(日)
午前中は広州の市内観光、昼食後、広州・新白雲国際空港に向かい、14時20分発のJAL604便にて成田空港到着は19時40分。


今回の旅行はあいにくの天気となってしまったが、現地のガイドさんの話では、武陵源のあたりは雨の多い土地とのことで、特にこの時期はむしろ晴天の日は少なく、1日だけでも晴天に恵まれたことに感謝すべきなのかも?
でも、せっかく行くのだから綺麗な景色を見たい気持ちは当然のこと。
旅行募集のパンフレットには「雨が多い」なんてことは一言も書いてないのは、ちょっと不親切!
まあ自分で調べるべきなんだろうけど・・・


















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