8月1日(火)
新しくなった成田空港の第1ターミナルからのキャセイパシフィック航空のCX-501便は11時20分に離陸して乗り継ぎ地の香港へ。
香港到着は14時10分、コロンボ行きのCX-703便の出発は18時40分。
この703便はバンコクに寄港したが機内清掃中も機外へは出られず、退屈な時間を過ごす。
スリランカのコロンボへ着いたのは22時50分。
日本との時差は3時間30分なので成田から15時間も掛かったことになる。
空港より車でネゴンボのBLUE OCEANIC BEACH HOTELの到着は2日の0時10分。
長く退屈な1日だった。




 8月2日(水)
BLUE OCEANIC BEACH HOTELは文字通りインド洋に面した素晴らしい立地だが建物が古くて食事もあまりお薦めは出来ない。
7時に朝食をとり、8時にホテルを出て、アヌラダプーラへ。
アヌラダプーラはネゴンボから北東方向へ約200km、途中でココヤシから造られるお酒「ツゥデー」を造っているところがあるから、と連れて行かれたのは国道脇の薄汚れた感じの小さな小屋。年齢不詳の男が4、5人。
大きなグラスに「にごり酒」のような白い液体をなみなみと注いでくれた。
こんなの飲んで大丈夫?と思いながらも口にしてみた。
ちょっと甘みがあってとても美味しいとはいえない、冷たくすれば飲めないこともないかな?
アヌラダプーラへは12時に到着してまずは昼食、その後観光へ。
紀元前5世紀ころ、スリランカで最も古い都がおかれた街で、最初に訪れたのは世界最大の仏塔「ジェイタワナ・ラマーナ」。
修復工事が行われていたが、半円形のそれは鋭角的なエジプトのピラッミッドと違ってやさしい温もりが感じられた。
「イスルムニヤ精舎」の裏手の岩(ダーガバ)からの雄大な眺めは素晴らしい。
数多くの仏塔、寺院等が残る遺跡の街を一通り見て回り、最後にミヒンダレーを見学してアヌラダプーラのNUWARAWEWA RESTHOUSEへの到着は19時過ぎ。
このNUWARAWEWA RESTHOUSEはまさしくレストハウスで食事もお粗末。
子供の頃以来となる蚊帳の中で寝た。




8月3日(木)
朝食後アウカナへ。
アウカナでの目的は「アウカナ・ブッダ」
白い仏像と書かれていたが、やや黄色みがかった灰色をした石造の大きな仏像である。
その後、シギリヤへ。
正午過ぎにシギリヤに着き、シギリヤロックが眺められるレストランで昼食。
食後はジャングルの中に取り残されたような大きな岩の塊・シギリヤロックへ。
近くで見上げると大きい!
岩の中腹にお目当ての「シギリアレディ」のフレスコ画が描かれている。
シギリア・レディーのページへ
それらを鑑賞してさらに上を目指してっぺんまで登ると、そこは古い宮殿の跡。
インカのマチピチュには敵わないけれど、建造物の遺構が残されている。
360度遮るものの無いジャングルの眺めは気持ちいい。
今日の宿泊はこのシギリヤロックすぐ近くのSIGIRIYA VILLAGE。
昨日の宿とうって変わり、リゾートホテルといった感じで部屋も広く快適。食事も良かった。敷地内を猿が飛び回っている。




 8月4日(金)
今日はポロンナルワまでの日帰り観光。
ポロンナルワはかつてシンハリ王朝の都があった古い街で、大きな湖と運河、「ガル・ヴィハーラ」の石仏、「ワタダーゲ」等数多くの仏教遺跡が残されていて、それらをじっくりと見て再び昨晩と同じ、SIGIRIYA VILLAGEへ。




 8月5日(土)
午前中はタンブッラの石窟寺院の観光。
石窟は5つの部屋が長屋みたいに繋がっていてどの部屋にも、石窟の壁に描かれた色鮮やかな壁画や数多くの仏像等が安置されている。それらを見て、アルヴィハーラへ。
アルヴィハーラも石窟寺院ですが、タンブッラの石窟が横に並んでいるのと異なり傾斜地に造られているので、それぞれは独立しています。
描かれている絵も残酷な場面が多く、あまり気持ちいいものではありません。
バティックの工房とスパイスガーデンを見て、この旅行の大きな目的の「ペラヘラ祭り」の行われるキャンディーへ。
キャンディーの到着は16時、「ペラヘラ祭り」には早いので、「キャンディー・マーケット」を見て、さらに「仏歯寺」を参拝。
お釈迦様の犬歯は大きな厨子のような部屋に納められていて見ることはできない。
外へでると「ペラヘラ祭り」を見るために大勢の人達が歩道を陣取っていて、まともに歩くことも出来ない。
この祭りの行列を見る最高の場所「クイーンズホテル」のレストランで夕食をとり、19時頃に3階のバルコニーへ。
すっかり暗くなった頃から「ペラヘラ祭り」のパレードが始まった。
ペラヘラ祭りの頁へ
たいまつを持った男たちと踊り手、それとこのお祭りの主役の100頭といわれる電球のついた被り物を纏った象・・・・それらが交互に通り過ぎて行く。
パレードは2時間ほど続いた。
見物を終えて帰る人々の渋滞する中今日の宿、MAHAWELI REACH HOTELへ。
キャンディの中心からは離れているが、この旅行で泊まったホテルの中では一番良いホテルだった。




8月6日(日)
昨夜のホテルへの到着が遅かったので、今日の出発は9時30分。
キャンディ市内の観光は昨日に済ませてしまったので、朝一番でベラデニア植物園へ。
広い敷地の中にゆったりとした感じで熱帯の木々が植えられていて、その中心には「この木、何の木、気になる木」の「ジャワビンロー」の大きな株が植えられています。
広がった枝の下に入ってみると、その大きさがわかる。
一本の株からこれほど枝を広げた木というのは他では見たことはない。
ゆっくりと園内を一回りして、レストランに向かいこの日の昼食は中華料理。
カレー料理が続いていたので、美味しく食べられた。
食後はキャンディから南に向かいヌワラエリアへ。
車で山道を走ること、3時間で車窓の景色は日本のと変わらない茶畑が一面に。
こちらも日本とかわらない茶摘をしている近くで車を停め写真ストップ。
さらに曲がりくねった茶畑の間の道を登り下りして、製茶工場へ。
でも今日は日曜日なので工場はお休み。
無人の工場を見て、紅茶の試飲とショッピング。さらに茶畑の間を走り、周囲を茶畑に囲まれた GALWAY FOREST LODGEへ。
静かで良い環境・・・・と言いたいのだけど、ヌワラエリアの街中からは30分以上も離れていて、夜は裸電球の街灯の他には明かりは見られない。
夕食のレストランでも団体客ばかりで、たった一人で泊まる身にはちょっと寂しい。




8月7日(月)
朝早く鳥のさえずりで目を覚ます。
茶畑の間の道を散策して朝食。
9時前にスリランカでの最終日となる観光へ出発。
山道を下ってビンナウェラで象の孤児院を見学。
小象への授乳を見てから川べりのレストランで昼食。
食事が終わりかけた頃象たちが川へ降りてきた。
横になって水浴びをしたり、水中を歩き回ったりと実に楽しそう。
象たちと別れて最後の目的地、コロンボへ。
ヒンドゥーの寺院を2箇所見て、インド洋に面したゴール・フェイス・グリーンへ。
ちょうど真っ赤な太陽が水平線に沈むところでした。
その後「SAKURA」というレストランで日本食の夕食をして、コロンボ国際空港に向かい香港行きのCX-710便にチェックイン。
搭乗開始まで椅子に座って、ウトウトと・・・・・




8月8日(火)

CX-710便がコロンボ国際空港を離陸したのは深夜の0時40分。
あまり眠った感じもないのに香港への到着は12時になっていた。
香港の空港内でちょっとお土産屋さんを見て、昼寝。
成田行きのCX-500便が香港を離れたのは15時30分。
20時30分に成田空港に到着して無事にペラヘラ祭に合わせてのスリランカ旅行が終了した。
終わってみての印象はちょっとぐらい安くても経由便を使っての旅行は避けたほうがいいということがわかった。








神秘のスリランカ周遊の旅

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