陽光のマルタをめぐる 8日間
                 

2020年2月21日〜28日
ユーラシア旅行社(添乗員:水谷桃子さん)に参加して






マルタ共和国 国旗

 








PART 1

成田からマルタへ
ブルーグロットー
 ヴァレッタ市内観光







陽光のマルタをめぐる 8日間



  日程1日-2日目 2月21日(金) - 22日(土)

日本からマルタへの直行便は無く、今回の旅行ではカタール航空でドーハでの乗り換えでマルタへと向かいます。
成田空港22時20分発予定のカタール航空ドーハ行きQR807便への搭乗が始まったのは21時20分。
かなり早かったのに実際に離陸したのは22時35分。
離陸後すぐに夕食(夜食?)。魚のマチュブースをチョイス。
ふたを開けてみたら・・・見た感じは炊き込みご飯?魚の姿は見えない。でも食べていたら下から白身の魚が姿を現した。
薄いエスニック風な味付けでそれなりに美味しかった。
この日の飛行ルートは成田からほぼ西に向けて日本海に出てソウル、北京近くを通ってタクラマカン砂漠の北側、いにしえのシルクロードに沿うようにトルファンからカザフスタンのアルマトイを経て南西に向きを変えイラン上空を南下してドーハ国際空港へと向かった。
到着前に朝食。パンケーキを選択、美味しかった。
ドーハ・マハド国際空港への到着は日付が替わって22日の4時45分。かなり北側を飛行したので飛行時間は12時間半ほどだった。
目的地のマルタへのフライトは8時55分発予定の同じカタール航空のQR383便。
約3時間の待時間でQR383便への搭乗が7時55分に始まりドーハ・マハド国際空港の離陸は9時ちょうど。
離陸してすぐに今日2回目の朝食。空港のラウンジでも少し食べたので半分以上残した。
離陸してしばらくはアラビア湾上空を飛行してイラク、シリアとあまり安全とは思えない国の上空を飛行してダマスカス北方から西に向きを変え地中海に入り、キプロス、ギリシャのイラクリオンを経てマルタに向かった。
マルタ国際空港到着は予定より早めの12時30分。
入国審査のブースを出た正面に水槽があり真っ白な大きな魚が気持ちよさそうに泳いでいました。













陽光のマルタをめぐる 8日間

 日程2日目 2月22日(土)

マルタ国際空港到着後、現地ガイドの牧田さんに迎えられバスにてブルーグロットーへ。
毎年この時期の海は荒れることが多く船が出せないことも多いとのことで、今日は風が弱いからと、予定を変更して青の洞門(ブルーグロットー)に向かいました。
バスを降りたのは船が洞門を巡っている様子を上から見下ろせる場所です。深いブルーの海と頼りなく小さく見えるボート。地中海の雄大な景色に長時間のフライトの疲れも吹き飛びました。
急な坂道を降りてボート乗り場へ向かい定員が10名ほどの小さなボートに乗り込み青の洞門へ向かいます。
コバルトブルーの海、聳えたつ断崖を見上げた先には真っ青な空。その崖の下には波・風によって造られた自然の洞窟。いくつかの洞窟に入っては出てを繰り返し、イタリアにある有名な「青の洞窟」より美しいと言う人もいるほどの海底の砂による色のグラデーションを楽しみました。



青の洞門クルーズの後はカーニバルの開かれているヴァレッタへ。



陽光のマルタをめぐる 8日間

ヴァレッタ


 日程2日目 2月22日(土)

青の洞門の観光を終えてカーニバルの開かれているヴァレッタへ。
カーニバル鑑賞の前にカーニバルの衣装に身を包んだ人達に混ざってフードコートで遅い昼食。
食後は広場に設けられたダンス会場で次々に登場するそれぞれが思考を凝らしたチームの踊りを鑑賞しカーニバルを楽しみました。

世界遺産であるマルタ共和国の首都ヴァレッタは、美しい石造りの家々や教会、城壁などが調和し、海上に浮かぶ城塞都市のように見える、強固な城壁に囲まれた都市です。
リアス式海岸の様に複雑に入り組んだ地形の半島に築かれた町で、ヴァレッタ旧市街を取り囲む壮大な城壁と空堀り。オスマン帝国の攻撃に備えるため、16世紀に奴隷を使って、最大60mもの深さまで岩盤を掘り込んで造られました。
強固な城門、シティゲートを抜けるとバレッタの旧市街に入り、メインストリートのリパブリック通りが聖エルモ砦まで真っ直ぐ延びています。この通りには国会議事堂、国立考古学博物館、聖ヨハネ大聖堂、騎士団長の宮殿など、ヴァレッタの主要な建築物が並んでいます。カーニバルの期間中とあってとても賑やかでした。
マルタでは何処でも出窓を見掛けますが、特にヴァレッタでは道が細く、建物が密集しているだけに出窓が多数見られ、かなり派手な色で塗られていて見上げる楽しみがあります。

ヴァレッタでのカーニバル鑑賞後は今日から5連泊となるサンジュリアン地区にあるインターコンチネンタルホテルへチェックインしてホテル内のレストラン・waterbiscuitにて夕食。
長ーい1日だった。浴槽にお湯を貯めるのももどかしく思いシャワーを浴びてベッドへ。
 

 







アッパーバラッカガーデン


『アッ パーバラッカガーデン』はヴァレッタの港を一望できる高台にあり、整備された美しい公園です。特に夕暮れどきの景色は素晴らしく、マルタストーンとよばれる クリーム色の石で創られた街並みに、夕日が当たった風景はまさに絶景です!
18 世紀までイタリア出身の騎士団員の憩いの場所だったアッパー・バラッカ・ガーデン。ヴァレッタ南部の崖の上にあって、多くの船が行き交うグランドハーバーに面し、対岸にはスリー・シティーズ(ヴィットリオーザ、セングレア、コスピークワ)を見渡す事 が出来ます。
マルタでは至る所で大砲を目にしますが、グランドハーバーを見下ろす展望デッキがある公園には9基もの大砲が並んでいて、今でも毎日正午にはこの大砲が時報を知らせています。


 

 
















国立考古学博物館


16世紀マルタ騎士団のプロヴァンス地方出身者の宿舎だった建物で、紀元前5200年〜2500年のマルタ考古学上とても貴重な遺跡から出土した品々を展示している博物館です。
1階には先史時代の出土品。地下神殿ハイポジュームから出土した「眠れる女性像」、ハジャイーム神殿から出土した「マルタのヴィーナス」等が展示されています。
それぞれの遺跡にはレプリカが展示されていますが、ここに展示されているのは本物です。
古代の神殿から出土した像は殆んどが女性像です。当時は女性中心の社会だったのでしょうか?
それらの像に共通しているのは現代の人の目から眺めると、美人と呼ぶには程遠い異様な形に見えてしまうのですが、どのような意図で造られどのように用いられたのでしょうか?
マルタに巨石神殿を残した古代人は文字を持たなかったとされていて実態はよくはわかっていませんが、後世の我々に何を伝えようとしているのでしょうか?
2階はフェニキア、ローマ時代の出土品の数々を見ることが出来ます。

 

 







聖ヨハネ大聖堂


1573〜1578年、騎士団長のジャン・ド・ラ・カシェールがジェロラモ・カサールに命じて設計した洗礼者ヨハネに捧げられた騎士団の私的修道教会堂です。
外観は街並みに合わせて造られたのか殆んど装飾の無いシンプルな教会なのですが、中へ入ると全くの別世界です。
豪華絢爛な金の内装!外側とのギャップもあわせて圧倒される教会です。
身廊を囲む様にイタリアやフランスなど異なる言語の騎士団の出身国ごとに8つの礼拝堂が並んでいます。
他の教会と違ってこの教会の床は騎士たちの墓所となっていて、大理石で造られた床は400もの主だった騎士達の美しいモザイク画の墓標が一面を埋め尽くして、ヒールのある靴では入場できません。
聖ヨハネ大聖堂には付属する美術館があり、ローマで活躍したイタリア人の天才画家カラバッジョの大作『洗礼者ヨハネの斬首』が見られます。祈祷所の祭壇用として描かれた壁一面の大迫力の作品は、今も当時と同じ場所に設置されています。洗礼者ヨハネがヘロデ王の命令で斬首される様子を描いたもので、ヨハネの首から溢れる血で彼の生涯唯一のサインが描かれています。
切り落とされた首を受けるべく、大きな皿を持って構える女性の姿が強く印象に残りました。
この絵の反対側にはもう一つのカラヴァッジョの作品「執筆する聖ヒエロニムス」があります。
また天井にも、マティア・プレッティにより描かれた見事な天井が残されていて、階段を上って近くから眺めることが出来ました。
壁にはマルティーズクロス(マルタ十字)があしらわれています。

 

 











武器庫


マルタ島の観光の目玉の1つ「騎士団長の館」が改修工事のため入場しての見学が出来なくなってしまいました。
ということで併設されている武器庫のみの観光でした。
15〜18世紀に実際に使用されていた甲冑や槍、銃、大砲等が展示されていました。
 

 

 














                                     
   PART 2 へと続きます。




PART 1:
成田からマルタへ  ブルーグロットー ヴァレッタ市内観光


PART 2:
ハジャーイム神殿  イムナイドラ神殿  ハイポジウム神殿・タルシーン神殿 ハーバークルーズ


PART 3:
イムディーナ/大聖堂  ラバト/ドムスロマーナ  聖アガの地下墓地  マルサシュロック  スリーシティーズ/セングレア監視塔 ヴィットオーザ  日本海軍慰霊碑


PART 4:
ゴゾ島/ アズールウィンドゥ跡地
 ジュガンティーヤ神殿 チタデル
 ゴゾ大聖堂


PART 5:
マルタ島  ポパイ村
サンジュリアン・インターコンチネンタルホテル


PART 6:
カーニバル   帰路




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陽光のマルタをめぐる8日間

   まるごとベトナム大縦断6日間   ブルネイ王国   ミャンマー   ルーマニア・ブルガリア
南インド   ラオス   ポーランド大周遊   春色に染まるオランダ・ベルギードイツ
   芸術薫る美しきロシア   トルコ   フランススペシャル ヨーロッパ最後の秘境・アルバニア
流砂の道 西域南道とタクラマカン砂漠縦断   ドバイ&アブダビ    プラハとチェコの小さな町チェスキークルムロフ
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