アルバニア 6日間


2014年5月27日ー6月1日












PART 1


日程2日目(フィエーリ)まで






  5月27日
成田空港11時55分発 ターキッシュエアエラインズTK051便にてトルコのイスタンブールに向かう。
幸い空席が多く(チェックイン時に隣りの空席を確認)機内ではゆっくりと過ごせた。座席のモニターも大型で見易い。でも観たい!と思うような映画は無かった。
離陸後すぐに昼食。魚とチキンからの選択だったので魚をチョイス。最近の機内食には以前のようには期待していない。まあまあこんなものかなあ?
ターキッシュエアにはチェリーのジュースがある。日本ではあまり見掛けないジュースなので往復とも機内では殆んどこれを飲んでいた。
到着前にサラダとサンドイッチの軽食。昼食よりも美味しいかも?
イスタンブールで乗り継ぎアルバニアの首都・ティラナへ。機内で夕食。
19時45分 アルバニアの首都、ティラナ着。

ティラナは、首都でありアルバニアで最も大きな経済と文化の中心です。1614年にスレイマン・パシャ・バルジィニによって建設された、むしろ新しい都市です。
アルバニアの地は古くは今のアルバニア人が祖先と考えているイリュリア人の土地だったと言われています。
古代ローマ時代にはローマ帝国の植民地となり、その後ビサンチン帝国、セルビア、オスマントルコと、周辺の強国の支配が続き1912年に独立宣言。1920年2月11日ルシュ二ア議会によってティラナをアルバニア州都として宣言し、1925年には、恒久的な首都となりました。
しかしムッソリーニのイタリアに占領され、さらにナチスドイツの占領を経て1946年第2次世界大戦の終結により独立。
戦後は共産主義による独裁政権が治めたが、1978年から1992年までは完全な鎖国状態が続き1992年の総選挙で戦後初めての非共産政権が誕生しやっと民主化され、ヨーロッパ最後の秘境と言われています。
またアルバニアは偉大な人道主義の聖者マザー・テレサの故郷です。彼女の両親はアルバニア人で、少女時代の名前はゴンジェ・ボヤージといいました。貧困や戦争のため助けを必要としている人々への彼女の人道的奉仕活動によってノーベル賞を受賞している。

宿泊地:ティラナ









 2日目 5月28日
ホテルで朝食 
午前:ティラナの市内観光
ホテルからバスでティラナの中心のスカンデルベグ広場へ。
バスを降りて周辺の観光。

アルバニアの首都、ティラナの中心部に位置する広場がこのスカンデルベグ広場。
ムッソリーニの時代に、イタリアの著名な建築家がティラナ中心部の建設計画をしました。
「スカンデルベグ広場」は1928年から1929年にかけて、「ダシュモラト・エ・コンビット大通り」は1930年に完成されています。1968年には、アルバニアの国民的英雄であるスカンデルベグの生誕500年記念として、スカンデルベグ広場にスカンデルベクが馬にまたがった銅像がアルバニア国旗と並んで建てられ、絶好の写真スポットになっています。また広場の脇には小さな遊園地もあり、アルバニア人の娯楽も垣間見える場所です。
道路はラウンドアバウトに作られていて信号の無い道の横断にはかなりの勇気がいる。
この広場の周りには歴史博物館やジャミーア・エトヘム・ベウト・モスク、時計塔などティラナの見どころが集中しています。

Et`hem Bey Mosque エトヘム・ベウト・モスク、
スカンデルベグ広場の東南に面していて、1800年ころに建てられた歴史あるモスクです。社会主義時代には宗教を否定していたアルバニアですが、ここは奇跡的に残すことができたそうです。外壁の上部には植物の絵などが描かれています。建物内部にフレスコ画がびっしりと描かれています。
男性は1階で礼拝し、女性は2階で礼拝するようになっています。
ただどうしても中東やトルコなどの巨大なイスラムのモスクを数多く見ているからか、小さくかわいらしいモスクは迫力に欠けます。
ただスカンデルベク広場に面している建物は特徴のない建物が多く、尖塔をもったモスクは存在感はあります。

すぐ近くには時計塔もありましたが、何の説明もなくただ遠くから眺めただけでした。

National History Museum
ティラナ市内の中心部、スカンデルベグ広場に面した大きな建物は国立歴史博物館。
アルバニア国内で出土したローマ時代の遺産やそのほかの出土品からアルバニア人の時代(独立まで)のものが展示されているとのこと。博物館の正面にはローマ時代のローマ人の姿からアルバニアの国旗を持った民族の独立までの人々を描いた大きな絵がモザイク画になって飾られているので、歴史博物館がどこにあるのかすぐにわかる。
残念ながらこの旅行では見学の予定ではなくて、手洗いを借りただけでバスに乗って、アルバニア独立の父「スカンデルベグ」の故郷クルヤへ。













 ティラナの観光を終えてバスに乗って、アルバニア独立の父「スカンデルベグ」の故郷クルヤへ。

クルヤは、首都ティラナから32キロメートル離れ、ティラナ国際空港のとなりに位置しています。クルヤの町は海抜608メートルにあり、そこからは、素晴らしいパノラマの風景を見ることが出来ます。クルヤでの観光は、ジェルジ・カストリオティ「スカンデルベグ」博物館とオールド・マーケットです。この町の名とその重要性は、16世紀にこの町を対オスマン・トルコに対する抵抗基地したアルバニアの英雄スカンデルベグの25年にわたる活動と深い関わりがあります。
駐車場から眺めると丘の上に堂々と聳えるのがいまは博物館として利用されているクルヤ城です。
1981年に開館されたジェルジ・カストリオティ博物館は5世紀から6世紀に建てられたクルヤ城をそのまま利用されています。
15世紀のアルバニアとオスマンの戦争で、4度に渡り城を包囲したオスマントルコ軍を3度まで撃退し、オスマン帝国のヨーロッパへの拡大を遅らせた国民的英雄スカンデルベグに関する品々、資料が展示されています。近年やっと自由を手にしたアルバニアでは、オスマン帝国からの独立を目指したスカンデルベグの存在が、19世紀の民族意識の高まりを牽引し、アルバニアの独立運動と国民統合に大きな役割を果たしたとして民族的英雄として高く評価されるようになりました。因みにアルバニアの5000レク紙幣にはスカンデルベグの肖像が描かれています。また、城壁の中には民族博物館やドルマのベクタシ寺院もあります。そして城門までの路地はスカンデルベグの時代から続いている古い市場(バザール)が軒を連ねています。バザールでは刺繍の実演や、絨毯、銀製品、銅、アラバスタ、金銀線細工、民族衣装、骨董品などの伝統的な工芸品が売られていました。

クルヤ城内に建つレストランで 郷土料理「チュール」の昼食。

昼食後、山の斜面に家々がひしめくベラートへ











 クルヤで昼食を摂り、ベラートへ。
ベラートはティラナから130キロメートル離れたところにあり、ユネスコの世界遺産であるとともに「2400歳の博物館」と言われています。オスミ川の河畔に建設された町で、トモリ山のふもとに位置しており、かつては聖なる場所とされていました。「千の窓を持つ街」とか「窓の上の窓の町」とも呼ばれるベラートは、オスミ川を挟んでマンガレムとゴリツァの2地区に分かれています。この町は、中央アルバニアにあるオスマン・トルコ時代の都市がよく保存されているとして世界遺産に登録されました。町の一部は13世紀に建設された城でしたが、町の起源は4世紀に遡ります。ベラートには、オスマン・トルコ時代の数多くのモスクがあり、最も古い「キングモスク」は、15世紀バヤジッド2世の時代に建てられたモスクで、その立派な天井が特徴です。
「千の窓を持つ街」の中に入るとそこは、タイムスリップした世界でした。
自動車は入れない狭い道、見通しのあまり良くない路地が続いていて、行き止まりになっている路地もあったりと、迷路の中に迷い込んだようなワクワクとした感じがします。

この旅行では予定には入ってなかったのですが、山の上にはベラート城があります。
城の中心部には、たくさんのビザンチン教会があり、それぞれに独特のフレスコ画やイコンや価値ある保存品があります。特に聖マリア教会は「オヌフリ」国立イコン博物館となっています。折角ここまで来ているのに見学出来ないのかちょっと残念、理解に苦しみます。
ベラート近くのフィェーリのホテルフィェーリ泊 

夕食は ホテル内のレストランにて











                                     
 日程3日目以降は  PART 2 へと続きます。





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