２０１９年8月28日（水）ー 9月2日（月）
JTB 旅物語に参加して




PART.2  [世界遺産]古都フエ観光、[世界遺産]ホイアン旧市街観光

ベトナム国旗

　日程3日目 8月30日（金）
朝食後9時にホテルを出て街全体が世界遺産に登録された古都フエの観光へ。

フエは南北に細長いベトナム南部のホーチミンと北部のハノイとの中間に位置し、どちらからも飛行機で1時間ほどです。
1802年から1945年の滅亡まで続いたベトナム最後の王朝「阮朝（グエン朝）」があった都市で、趣深い歴史を感じる貴重な建物が多く残されており、まるで当時にタイムスリップしたかのような街並みが広がっています。
旧市街地には阮朝王宮をはじめ、カイ・ディン帝廟、ティエン・ムー寺等の見どころが多く、フォーン川を挟んで南側が新市街地です。







 ティエンムー寺

ティエン・ムー寺を代表する8角７層からなる中国風の塔「トゥニャン」は数々の詩に詠まれた優美な塔でフエで最も古く、フエを象徴する存在。高さは21.24mで「幸福と天の恵みを」意味するトゥニャン塔の各層には仏像が安置されています。
トゥニャン塔の裏手には約2トンの大きな鐘がある。
その奥に広がる庭園など美しい景色が魅力的な大きなお寺で、地元民にも愛されているお寺です。
車庫に入っている青い車は今から50年以上前、弾圧への抗議のためアメリカ大使館前で焼身供養をしたティエンムー寺の僧侶がその時にサイゴンまで乗って行ったもの。僧侶の体は焼けてしまいましたが心臓は形を残していて、その写真も展示されています。
境内を1周した後にフォン川のショートクルーズ。
眺めたトゥニャン塔は凛とした佇まいで、威厳が感じられました。

阮朝王朝

ベトナム最後の統一王朝、阮朝（グエン朝）の歴代皇帝たちが居城していた、まさにフエのシンボルとも呼ぶべき存在が一部ですが、今なおその形を残し、かつての栄光を伝えていてベトナムで最初に世界遺産に登録されました。
東西約６４２ｍ南北約５６８ｍという広大な敷地を濠で囲み、その内側に６ｍを超す城壁が張り巡らされています。
多くの建物はベトナム戦争で大打撃を受け、多くの建物は土台だけを残して建物の痕跡のみを伝えていて、時の流れの侘しさを感じさせます。
威圧的な王宮門を入ってすぐの左右にずらりと並んだピカピカに磨かれた巨大な大砲に戸惑いを感じながら王宮内に。
入って真正面にある赤い屋根の平屋の大きな建物は、王宮の正殿の太和殿です。王宮門と共に圧巻のスケール感を誇る中国の紫禁城を真似て造られたと言われています。1968年ベトナム戦争中に完全焼失してしまい現在の太和殿は1970年に再建されたもので、太和殿内は写真撮影禁止でした。
世祖廟には歴代の皇帝の位牌が祀られています。

　カイディン帝廟

フランスに傾倒し、住民の税金を上げたり派手好きだったとされる第12代カイ・ディン帝の墓所です。歴史上ではあまりイメージの良い皇帝ではなかったようですが、皇帝の考案した帝廟のデザインは斬新で、無宗教だったこともあって、仏教的な要素やキリスト教的な要素、イスラム風な装飾や西洋風のきらびやかな装飾等が混在しています。装飾や石像などに使われている陶磁器やガラスは中国や日本からの輸入品です。
四季を表現している木の装飾部分には、日本のビール瓶の破片も使われていて当時の交易の様子を伺うことが出来ます。
金箔で覆われた等身大の像の下には今も実際に皇帝の遺体が眠っています。

フエでの見学を終えて、王族の子孫が経営するレストランで宮廷料理の昼食と王族の衣装を着ての写真撮影をした後、13時30分バスでホイアンへ。

日程3日目 8月30日（金）

17時少し前にホイアン着、すぐに[世界遺産]ホイアン旧市街の観光へ。

ホイアンはダナンの南東約30㎞。トゥボン川が南シナ海に注ぐ三角州に造られた街です。
16、7世紀には当時の朱印船貿易で多くの日本人商人が訪れ、日本人街も造られ多い時には1000人以上の日本人が滞在していた、日本とも縁が深くどこか懐かしさを感じる古い港町のホイアン。
ノスタルジックな古い街並みとランタンの幻想的な灯りが名物のホイアンは、世界遺産になっています。



古民家フン・フンの家
建築様式がベトナムの歴史を語るフン・フンの家は観光地としても有名。この家には現在8代目が暮らしています。壁はベトナム、柱とドアは中国、屋根は日本と、3国の建築様式が、1つの家に組み込まれています。約200年前に貿易商人の家として建てられており、旧市街地有数の美しい旧家といわれています。2階建ての建物で、内装や調度品も豪華で見応えがあります。
軒先には「日本橋」と書かれた赤い提灯が掲げられていました。


来遠橋（日本橋）
チャンフー通りとグエンティミンカイ通りを繋ぐ来遠橋。2万ドン札にも印字されており、ベトナムを代表する観光地のひとつです。
1593年に日本人が造ったといわれる、木造の屋根付きのアーチ型の橋です。内装には中国や日本様式を随所に見ることができます。橋の中央には航海の安全を祈願する小さな寺院があり、その両側にいる犬と猿の像がこの橋を守っているとか。
古都ホイアン市街の中心部に位置しており、観光の拠点にも便利です。
SNS等で知られるようになって世界中から観光客が集まりラッシュの通勤電車を思い出される程のもの凄い混雑でした。

ナイト・マーケット
バクダン通り沿いは、夜になるととても華やかになります。ランタンの光が照らすナイト・マーケットは、何十もの屋台が並び、まるでお祭りの縁日のような光景です。毎日開催されており、かわいらしいランタンをはじめホイアン雑貨や服飾、刺繍製品など観光客向けの露店が並び狭い道は人であふれます。
トゥボン川の灯篭流しも有名です。夜になるとトゥボン川では灯篭流しが行われ、色とりどりの小さくてかわいらしい灯篭が、ゆっくり流れていく幻想的な雰囲気を味わえます。
長い竿の先に、ローソクの灯りをともしたランタンをひっかけて川に浸けた後、ゆっくりと流れていく姿にはしばし喧噪を忘れさせてくれます。
川に映り込む無数のランタンの灯りが醸し出すホイアンのエキゾチックな夜景と共に心に残ります。

ホイアン名物料理の夕食後、リバービーチ・リゾートホテルにチェックイン。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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PART.1  成田空港よりベトナムのホーチミンへ　
ホーチミン市内観光、ミトーのメコン川クルーズ

PART.2  [世界遺産]古都フエ観光、[世界遺産]ホイアン旧市街観光

PART.3 [世界遺産]ミーソン遺跡観光、ダナン市内観光

PART.4 [世界遺産]ハロン湾クルーズ、ハノイ市内観光、帰路


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