2019年8月28日(水)ー 9月2日(月)
JTB 旅物語に参加して





PART.3 成田空港よりベトナムのホーチミンへ 
ホーチミン市内観光、ミトーのメコン川クルーズ











ベトナム国旗









日程4日目 8月31日(土)

 朝食後、8時30分にホテルを後にして[世界遺産]ミーソン遺跡観光へ。

ミーソン遺跡(ミーソン聖域)は、かつてベトナム中部で栄えたチャンパ王国の聖地で、ダナンから南へ車で1時間半(約70㎞)、世界遺産のホイアンから南西へ車で1時間(約40KM)の山奥にあります。
1999年に世界文化遺産に登録されました。
ミーソン遺跡には、7世紀~13世紀にかけての遺構が残されています。しかし、遺構の大半がベトナム戦争により破壊されてしまい、現在も発掘、修復の作業が続いています。

駐車場先でチケットを求め、10分程山道を歩くと電動カート乗り場があります。電動カートで10分ほど走ると、遺跡の約1km手前まで行くことが出来ます。電機カートを降りて更に約1kmを徒歩で移動します。
周囲を山に囲まれた盆地の中に散在するミーソン遺跡はA~Lのグループに区分けされています。

ミーソン聖域の中心であるヒンドゥー教のシヴァ神を祀る祠堂が並ぶ「B・C・D遺跡群」は保存状態も良く、一番観光客が集まっている場所です。
チャンパ王国は、交易のあったインドからヒンドゥー教が伝わり、4世紀頃から祠堂を建設しました。その後、6世紀の終わりに火災により焼失してしまった為、7世紀からレンガ造りの祠堂を再築しました。
このグループB・C・Dにある主祠堂は、最初に再築されたもので、今から約1300年前の建造物となります。
祠堂は、セメントなどの接着剤を一切使わず、レンガのみを積み上げられて造られた建物で、当時の建築技術の高さが伝わります。
ミーソン遺跡の見どころの一つは、壁面に施された芸術的な彫刻の数々です。女神像の他、象や装飾模様のレリーフが壁面全体を覆っています。

その東側にあるグループDエリアでは、ヨニ(女性のシンボル)の上に乗ったシヴァ神が置かれています。ミーソン遺跡に頭がない彫刻が多いのは、かつて宗教紛争により首を切られ盗難にあってしまった為です。
シヴァ神は、ヒンドゥー教で最も影響力の強い3柱の主神の中の1人で、シヴァ派では最高神に位置づけられています。
D塔の内部は、ミーソン聖域から発掘された彫刻品や壁面、シヴァ神の他、象やリンガ(男性のシンボル)の一部が展示されています。それらと共にかなり違和感がありますが、ベトナム戦争時に落とされた不発弾も展示されています。

ミーソン遺跡で一番高く美しいとされていた主祠堂があるのがグループAですが、ベトナム戦争の爆撃により、土台だけ残されていて、現在は見る影もありません。

グループEには宝物庫がありますが、最近修復をされたばかりで、元々のレンガはほとんど見ることが出来ず「造りりすぎ」といった感じがしました。

グループFには現在修復中の主祠堂があります。

グループGは小高い丘の上に建設されていた13世紀の建造物です。祠堂の周りには、建物を守る神「マハーカーラ」の動物神が飾られています。こちらはしっかりと修復をされており、元のレンガと新しいレンガの色の違いがはっきりしています。
祠堂の周りには、シヴァの別名のひとつとされる「マハーカーラ」の動物神が飾られています。主に建物を守る神として役目を果たしています

丘の上にひっそりそびえ立っているグループHの遺跡は、残念なことに壁面しか残っておらず、発掘作業も未着手のままで、詳しい歴史も判明していなく、どのような建物だったのかも定かではありません。

ミーソン聖域には、保存状態の良い碑文が何箇所かあります。
ただ、石碑の文字は、チャンパ碑文と言われ、独自の古チャム文字で刻まれたもので、何が書かれているか未だ解読されていない古代文字で判読されればよりこの遺跡についての注目度も高まると思われます。








 チャム族の伝統舞踊

グループB・C・Dの遺跡の近くに、チャンパ王国を支えた少数民族のチャム族(古チャム人)の伝統舞踊が鑑賞できるステージがあり、開演時間になると遺跡を観光中の人が一斉に集まってきます。

ステージ観賞後、バスでダナンへ戻り昼食。









ホーチミン市内観光







 日程4日目 8月31日(土)

昼食後はダナンの市内観光。
ダナンは、砂浜のビーチとフランス植民地時代に栄えた港の歴史で知られるベトナム中部にある海沿いの都市です。街に近づくきダナン湾に沿って走っていると五行山が見えてきます。
五行山は 5 つの石灰質の岩山からなり、ここには仏塔や中に仏教寺院が造られた洞窟があります。
近くの国道沿いには石材店も数店並び石仏達が出迎えてくれます。


ドラゴン橋(Dragon Bridge)
ダナンにあるドラゴン橋(ロン橋)は、ハン川沿いにかかる橋の一つで2013年の3月末に開通したダナンの観光名所です。
片側3車線合計6車線、全長666mもあり、迫力満点の巨大な龍の形をした世界的にも珍しい橋です。
黄色の巨大な龍が川面を渡っているような、何かのアトラクション的な姿ですが、土日の夜21時頃になると顔から火と水を吹くイベントが開催されるらしいです。
また、すぐ近くにはシンガポールのマーライオンのような像もあります。


ダナン大聖堂(Danang Cathedral)
ドラゴン橋から北に歩いて10分ほどの場所にあるのが、「Danang Cathedral(ダナン大聖堂)」。
ダナン大聖堂は、フランス統治時代の1923年に建てられたローマカトリック教会です。
尖塔の十字架の上に風見鶏のような鶏の像が乗っていて「鶏の教会」とも呼ばれています。
イギリス発祥であるネオゴシック様式が採用されており、外壁は淡めのピンク色になっていて建てられて100年近く経つとは思えないとても綺麗な外観をしています。
内部の天井が黄色(黄金色?)とのことでしたが、ミサの時間以外は教会内には入れないとのことで、残念ながら中を見ることは出来ませんでした。

観光後ダナンの空港に向かいダナン発17時00分のVN186便にてハノイへ。

18時20分ハノイ着 
現地ガイドのルックさんに迎えられ空港内にて夕食を摂りバスにてハロンへ。
ハロンのアセアンハロンホテルへの到着は22時を過ぎていた。







                                     
   PART 4 





PART.1  成田空港よりベトナムのホーチミンへ 
ホーチミン市内観光、ミトーのメコン川クルーズ


PART.2  [世界遺産]古都フエ観光、[世界遺産]ホイアン旧市街観光

PART.3 [世界遺産]ミーソン遺跡観光、ダナン市内観光

PART.4 [世界遺産]ハロン湾クルーズ、ハノイ市内観光、帰路


花と植物・人と生活のページへ

食べ物のページへ





_△_


陽光のマルタをめぐる8日間

   まるごとベトナム大縦断6日間   ブルネイ王国   ミャンマー   ルーマニア・ブルガリア
南インド   ラオス   ポーランド大周遊   春色に染まるオランダ・ベルギードイツ
   芸術薫る美しきロシア   トルコ   フランススペシャル ヨーロッパ最後の秘境・アルバニア
流砂の道 西域南道とタクラマカン砂漠縦断   ドバイ&アブダビ    プラハとチェコの小さな町チェスキークルムロフ
シルクロード ウルムチ・トルファン   世界遺産登録・小笠原   ウズベキスタン  バルト3国   ギリシャ
中国 東北部 カムチャッカ
 イギリス浪漫紀行 ポルトガル   桂林・漓江下りと龍勝棚田  
クロアチア・スロベニア・ボスニア・モンテネグロ   2回目のエジプト・アブシンベル朝日の奇跡
  メープル街道 秋彩   チュニジア   ベネズエラ、コロンビア   イスラエル スペイン  
ドロミテ・チロル・ベルニナ感動紀行   モロッコハイライト  
ヴィクトリアの滝と南アフリカ
ボロブドゥール遺跡とバリ島   最後の秘境 世界遺産 武陵源
  ペラヘラ祭とスリランカ  ヨルダン・シリア・レバノン
南米・イグアスの滝と悠久のアンデス・メキシコ カナダ イタリア キリマンジャロ登山  黄山 

エベレストを仰ぐ、ヒマラヤトレッキング  エジプト  九寨溝  スイス  ニュージーランド  アンコールワット

My Home