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= エベレストを仰ぐ、ヒマラヤトレッキング12日間
(トレッキング編) =

3月30日(火)
5時に起床。外はまだ真っ暗。
朝食後、スーツケースはホテルに預けてバスにて空港へ。
昨日到着した国際線のほうはガランとした感じだったが、今日の国内線のターミナルは混雑していて、おまけに薄暗くて倉庫のような感じ。
手作業による手荷物の検査とボディーチェックを経て待合室へ。
電光表示なんてものは無く、出口の所で大きな声で行き先を叫んでいる。
ルクラと聞こえたので搭乗券の半券をちぎってもらい、ルクラ行きと再度確認をしてバスに乗り込む。
スカイライン航空の小型機は遅れることなく、モヤっと霞んだカトマンズを7時15分に離陸、山を一つ越えた途端に青空が広がっていた。遠くには雪を頂いた山々も見える。
40分位の飛行でルクラに到着。標高6,187メートルのコンデ・リと石楠花の花が出迎えてくれた。
山の中にある、この飛行場の滑走路は上空から見た時にはわからなかったが、坂になっていて坂の一番上にターミナルが有る。
今まで、滑走路は「水平」と思っていたが、こんなのも有るんだ、これなら短い距離で離着陸出来るんだ、と感心させられた。
ここの標高はおよそ2,800メートル。空港を出て、すぐ上の「ヒマラヤロッジ」にて休憩。
9時30分に大きな荷物はポーターに預けて(我々一行の荷物はヤクと牛の交配で生まれたゾッキョの背中で運ばれる)、ロッジや商店などが並ぶルクラの街を通り抜けいよいよトレッキング開始。
ルクラの出口ゲートにネパール女性としては最初にエベレストに登頂したパサン・ラム・シェルパの胸像があった(下山途中で遭難)。
青空の下、左手にミルク色をしたドード・コシの流れを見ながら、石楠花やサクラ草の咲く気持ちの良い下り道を進む。
標高2,500メートルのタドコシのロッジで昼食。
メニューはチベットのパン、野菜の煮物、スープ、ごはん。
食後ロッジから出て見ると、真っ白なクスムカンガル(西峰)が。
道の真ん中には大きなマニ石、道の脇にはマニ車を見て、ドード・コシを見ながらゆるやかな登り道を進み、15時30分に今日の宿、パクディンのナマステロッジに到着。
チベットの代表的なお茶・バター茶を飲んで休憩。
ガーリックスープやカレーの夕食後、湯たんぽを抱えて寝袋に入ってお休みなさい!
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3月31日(水)
6時30分に洗面器のお湯とモーニングティーが各部屋に運ばれて来た。
朝日に輝くコンデ・リの姿を見て、7時15分 おかゆ、卵、トースト、ミルクコーヒーの朝食。
8時にナマステロッジを出発。
バクディンは谷間の村だが手前の山々の奥には雪で覆われた6,000メートル級の山が見られ、山の中に入ってきたことを実感させられる。
少し歩いた所で、ドード・コシを吊り橋で反対側に渡ると景色も変わって、6623メートルのタムセリクの姿を見ながらのゆるやかな登り道。
途中の滝のそばには、赤とピンクの石楠花の大きな木があり、しばし写真休憩。
この辺りではちょうど石楠花が見頃となっていて、川の両岸あちらこちらに赤、ピンク、白と色とりどりの石楠花の花が見られる。
足元の両側にはサクラ草、目を上げれば雪を頂いた山々と、本当に気持ちの良いトレッキングルートだ。
何度か吊り橋を渡って、11時にモンジョに到着。
目の前にはクンビラ(5761メートル)が聳えている。
サミットロッジにて、きのこのスープ、野菜炒め、じゃがいものカレー、パンケーキ等の昼食。
12時30分にモンジョを出発。
川沿いのゆるやかな道をタムセリクやクンビラ、クスムカンガル等の姿を木の間越しに見ながら、マニ石やマニ車の道を進む。
はるか高い所に架かる吊り橋を見上げての休憩の後、その吊り橋を渡ってから、ナムチェ・バザールまでの標高差590メートルの急な長くきつい登りが始まる。
途中からは雲が懸かって来て山々の姿も見えなくなり、何度か休みながらナムチェ・バザール到着は16時15分。
ナムチェ・バザールに着く少し手前より雨が降り出して、ナムチェ・バザールのロッジで熱々のバター茶を飲んでいる頃よりは雪に変わっていた。
ここナムチェ・バザールの標高は3446メートル、雪が降っても何の不思議もないのだけど、ちょっと感動的。
18時30分よりトマトスープ、モモ、野菜カレー、ライスの夕食。
明日は良い天気になりますように!と、願いつつ寝袋に。
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4月1日(木)
6時30分にモーニングティーと洗面器のお湯。
外を見る。やったー!青空が広がっている。畑や屋根の上は昨夜の雪で真っ白。
コンデ・リの上部が朝日を浴びて輝きだした。やがて反対側に見えるタムセリクの左肩より朝日が昇ってきた。
8時10分にナムチェ・バザールを出発。
まずはエベレストを見ることが出来るイジターセンターの脇まで登る。
遠く小さくエベレストが見える。
その後ビジターセンターの展示を見て、まだ所々に雪の残る道をちょっと下り、そして急な道をまっすぐにシャンボチェのパノラマロッジまで登る。
パノラマロッジ到着は11時30分。
ここの標高は3970メートル。富士山よりも高い所にあるのにこのロッジはフカフカのベッドで、まるでホテルのよう。
3階のレストランでコンデ・リ、クンビラ、チョラツェ、エベレスト、ローツェ、アマ・ダブラム、タムセリク、クスムカンガル・・・・等の山々に囲まれてガーリックスープ、野菜サンドのおいしい昼食。
昼食後は4000メートル超えを目指して近くを歩き回った。
今回のトレッキングでの最高到達地点は推定で4010メートル。
尾根すじのやや下がった所に石楠花が密集して生えている場所があった。
ドード・コシの流れに沿って歩いていた途中で見てきた木よりも低いが、まだつぼみも固く、咲き出すまでにはひと月位はかかりそう。
でも咲いたら上から見下ろす石楠花のお花畑はきれいだろうなあ!
16時前に部屋に戻り、タムセリクの雄大な姿を目の前に眺めながら、久しぶりにシャワーを浴びた。
17時30分よりティータイム。
夕映えのエベレストを期待して待ったが、だんだんと雲が出てきて残念。一日中見えていたタムセリクも雲に隠されてしまった。
18時30分よりトムヤンクンを始めとするオリエンタル風の夕食。
4月2日(金)
5時30分起床。
すぐに、パノラマロッジ裏手にある小高い丘に登り、日の出を待つ。
タムセリクの反対側に見えるコンデ・リの左手のピークに光が当たりゆっくりと右へ、下へと輝きが広がって行き、やがてアマ・ダブラムの脇に太陽が顔を出して朝のショータイムは終わり。
7時30分に3階のレストランにておかゆ、オムレツ、トースト、コーヒーの朝食を食べ、8時30分にシャンボチェを出発。
20分ほど歩いた所にあるエベレスト・ビューホテルへ。
このホテルのテラスでは正面にタンボチェ、その左奥にエベレストを眺めながらのホットチョコレートが人気です。
雪を頂いた山々に囲まれてのご機嫌なティータイムを満喫。
その後、シェルパ族の村、エベレスト初登頂のテンジンの故郷、クムジュン(標高3790メートル)へ。
さらに通称エベレスト街道のサナサまで下る。
サナサのロッジ前にはチベットの民芸品を売る露天が何軒も出ていた。
休憩後再びクムジュンに戻り民家での、ホテルで用意してくれたお弁当、ゆでたジャガイモ、日本から持って来たおにぎり等の昼食。
シェルパやポーターさん達はインスタントラーメンでしたが、野菜たっぷりのラーメンがすごくおいしそうに見えました。
昼食後にはこのお宅の2階に上がって、3790メートルでの生活をちょっと見させて頂きました。
この近くに発電所があり、テレビも有りました。
その後、クムジュン・ゴンバ(寺院)を見学し、大きなマニ車を回して、すれ違うのがやっと、という細いクネクネとした道を歩いてヒラリースクールへ。
日本の援助で作られた教室もあったが、今は春休みとの事で生徒の姿は無かった。
狭い畑を耕す人達に見られながらのクムジュン村の見学を終えて、また山道を登って14時50分にシャンボチェ・パノラマロッジに戻って来た。
今日も夕方から霧が出てきて、夕焼け空は見えなかった。
恒例となったティータイムの後、18時30分より夕食。
マッシュルームスープ、ライス、チキンカレー、野菜炒めと今日はチョコレートケーキのデザート付き。
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4月3日(土)
今朝も5時30分に起床、すぐに裏手の丘に登る。
昨日よりも雲が多くあまりきれいな朝焼けはみれなかった。
8時におかゆ、トースト、ゆで卵、コーヒーの朝食。
2連泊のこの快適なシャンボチェ・パノラマロッジともお別れ。チェックアウトの後、ホテルの人が「カタ」を首にかけてくれました。淡いベージュ色で幅30センチ、長さが1.5メートルほどの薄い布で、再会を祈って送られるとの事です。本当にもう一度来たい所です。
だんだんと雲が少なくなって、青空が急速に広がってきたので、9時にナムチェ・バザールの土曜市を見学するために下山する人達と別れて、エベレスト・ビューホテルに向かう。
昨日と同じテラスに陣取りホットチョコレート(3人分のラージポットが450円ほど)を飲みながら、エベレスト、ローツェ・・・・雄大な景色を堪能する。
10時にエベレスト・ビューホテルを後にし、パノラマロッジで待つガイドさんと共にナムチェ・バザール目指して下山開始。
急勾配の道端にカキツバタを小さくしたような綺麗な花が咲いている。
11時30分にナムチェ・バザールに到着。
野菜や果物、日用品等が売られていて、近郊に住む人達でごったがえす土曜市を見て、コンデ・ビュー・ロッジにてトマトスープ、マカロニ、野菜カレー等の昼食。
12時45分に通りの脇の洗濯場で数人の女性が洗濯をしているのを見ながら、寺院の目玉やマニ石に見送られてナムチェ・バザールを出発。
何度も休みながら登った道を今度は下り。
1時間半ほどで吊り橋を見上げる河原まで降りて休憩。
ここからはドード・コシの流れに沿って石楠花の花を見ながらのゆるやかな上り、下りを繰り返し15時30分にモンジョのサミットロッジに到着。
17時30分よりロッジの前でキャンプファイヤー。
シェルパさん達との歌の競演や、飛び入りのドイツ女性の歌などもありあっという間に時間が過ぎる。
18時30分焼きそば、野菜炒め、モモ等の夕食。
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4月4日(日)
6時30分に恒例となったモーニングティーと洗面器のお湯。
7時15分、おかゆ、トースト、玉子焼きの朝食。
8時にロッジを出発しルクラまで下る予定。
下りといっても標高差は殆ど無く、一見平坦そうだが実際には上り、下りの連続で平らな所は少ない。
でもドード・コシの流れと石楠花そして桜、サクラ草、菜の花と目を楽しませてくれていて、時には木の葉越しに雪を頂いた山も見え、飽きることは無い。
途中最初に泊まったパクディンのロッジでティータイムをとり、12時10分にタドコシに到着、チキンのクリーム煮スープ、チャーハン、野菜、ゆでたじゃが芋等の昼食。
タドコシを出る頃より雲行きがあやしくなり、小雨が降り出してきた。
ホコリが立たないので歩きやすくなったが、石の上は逆に滑って歩きにくい。
15時30分にルクラのヒマラヤロッジに到着。無事にトレッキングが終了した。
お世話になったシェルパさんやポーター、ゾッキョ使いの人達ともお別れ。有り難うございました。
18時30分夕食。空港の滑走路を見下ろす部屋で「GOOD NIGHT」。明日晴れて飛行機が飛べばいいんだけど・・・・・
4月5日(月)
5時30分に最後のモーニングノック。モーニングティーと洗面器のお湯。
窓の外を見るとコンデ・リがくっきりと青空に浮かび上がっている。
6時におかゆ、トースト、卵の朝食。
食後、ここでも「カタ」を首にかけてもらいすぐに出発。
ちょうどコンデ・リに朝日が射して輝き出して来た。ヒマラヤの山が、「また来いよ!」そんな感じで見送ってくれた。
狭い空港ターミナル内はすごい混雑。でもスカイライン航空のSK702便は定刻よりかなり早く出発。
カトマンズには8時に到着。8時半にはエベレストホテルにチェックインし待望のお風呂に。
★このようにして楽しかった6日間のトレッキングは終了しました。
エベレストは見れたけれど、でも遠かった。
今度はもっと近くから見てみたい。いつの日にか・・・・・・・
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