トルコハイライト 12日間        


2015年5月23日ー6月3日
クラブツーリズム(添乗員・中野アキ子さん)













PART 4 : イスタンブール トルコから成田へ








イスタンブール 

  2日目 5月24日
成田空港を前夜に出発した ターキッシュエアエラインズTK053便はトルコのイスタンブール国際空港に午前4時40分に到着。
入国手続きを済ませて一旦ホテルに入り朝食と仮眠。
10時にモーニングコールで起こされバスに乗りまずは昼食のレストランへ。
昼食後はブルーモスクの観光と周辺の散策の後、再びバスに乗り空港へ向かい国内線で首都のアンカラへ。

 9日目 5月31日
トロイの観光を終えてバスでアジア側からダーダネルス海峡をヨーロッパ側に渡るラプセキ港近くのホテルのレストランで、行き交う船と対岸の景色を眺めながらの昼食。
昼食後バスに乗ったままフェリーに乗り込み30分程の航海でヨーロッパ側のゲリポル港へ。
下船後バスはイスタンブールへ。
途中でのコーヒータイムを挟んでイスタンブールのホテル到着は17時30分。
シャワーを浴びて一休みした後19時半にホテルを出てベリーダンスの行われる劇場にてディナーショー。
22時にショーの途中だったが、ホテルに戻ってきた。








イスタンブール 



9−11日目 5月31日―6月2日
イスタンブールの街中の至る所にモスク(ジャーミー)が建てられている。
今回の旅行では3日間に亘ってブルーモスク、リュステムパシャモスク、アヤソフィア、ドルマパフチェ宮殿、トプカプ宮殿等を見学。

ブルーモスク:スルタン(国王)アフメット1世のために建てられたモスクです。本来の名前はスルタン・アフメット・モスクですが、中の青いタイルが美しく、海外からの観光客に「ブルーモスク」と名づけられました。6本のミナレットと、今なお美しく光る青いタイルが有名です。このモスクは床一面に赤色の絨毯が敷かれていて、イスラム教徒の人々のお祈りの姿が多く見られました。立ち入りは出来ますがお祈りをしている姿は写真に撮らないようにと言われました。

アヤソフィア:イスタンブールを一言で表現できる建物。キリスト教とイスラム教が同じ屋根の下で混在しているアヤソフィアは、もともとギリシャの神殿が建っていたところに、モスクが建てられています。トルコ共和国が建国された際に博物館に変更され、その際に破壊されることなく石膏で隠されていたキリスト教の壁絵が姿を現しました。

トプカプ宮殿: 15世紀中頃から19世紀中頃まで、600年のオスマン帝国の歴史のうちの400年間に亘って帝国の君主が居住し、国政の中心でもあったトプカプ宮殿。最盛期には4,000人もの人達が暮らしていたと言われています。
面積は700,000u、イスタンブール旧市街のある半島の先端部分、三方をボスポラス海峡とマルマラ海、金角湾に囲まれた丘に位置しています。
宮殿はよく保存修復され、現在は博物館として公開されているが、見所は「宝物館(写真撮影は不可)」に展示されている86カラットのスプーンダイアモンドとスルタンの家族の住居であった「ハレム」です。













イスタンブール 




新市街の北東郊外ベシクタシュ地区のボスポラス海峡に面した埋立地に位置するオスマン帝国時代に建てられた宮殿で、ドルマバフチェとは「埋め立てられた庭」と言う意味です。
イスタンブールを征服したオスマン帝国のメフメト2世によって造成された庭園に、1843年にアブデュルメジト1世の命によって宮廷に仕えるアルメニア人建築家が設計、従来あった木造宮殿を取り壊して建てられた。1843年に着工され1856年に完成した宮殿はヨーロッパから取り入れたバロック様式と伝統のオスマン様式を折衷した豪華な宮殿で、外観や装飾は近代西洋風であるが、その内装は赤を基調とした豪華絢爛な調度品や家具で飾られ、入り口の大きなシャンデリアが一際輝いています。
1922年に最後の皇帝メフメト6世が退去するまで、トプカプ宮殿にかわってオスマン帝国の王宮として利用され、現在も政府の迎賓館として使われています。
建物の内部は男性向けの空間と女性のみの空間(ハレム)に二分割され、ハレムには多くの侍女や宦官も勤務した。ボスポラス海峡に面して門と桟橋を備え、宮殿から船でイスタンブール市内へ行くことができる。
宮殿の面積は45,000uで、285の部屋と46のホール、6つの浴場(ハマム)もある。
残念ながら内部の写真撮影は禁止なので、内部の写真はウェブサイトからの転用です。










イスタンブール 


トルコのスィルケ ジ駅は、1883年に開通し、パリからミラノなどを経て走ってきた豪華国際列車「オリエント急行」の終着駅。
神秘に満ちたオリエントの地を訪れようと欧州の王侯貴 族や上流階級の人々が降り立ったその駅が、今もイスタンブールの旧市街に華やかな当時の面影を残しています。すぐ隣りに新駅が造られていて国際列車も発着していて、旧駅のホームに立って見ていると今にも「オリエント急行」が入って来そうな感じがして来ます。
豪華な個室と食堂、そして一流のサービスの国際列車に乗れたのは、当時の上流階級に属する人々だけ。その旅人が降り立つ駅ですから、相応の造りで 人々を出迎えていました。ヘミングウェイも、グレタ・ガルボも、アガサ・クリスティも、列車が着き、この駅に降り立ったときにどんな感想を持ったのでしょ うか?
大きな丸いステンドグラスに、シャンデリア。天井は折り上げの形になっており、ヨーロッパとをつなぐ玄関口であった威厳もそなわっています。
壁際に残されたあめ色になった木のベンチに座っていると、列車の到着とともに、飾りのついたおしゃれな帽子をかぶり華奢なハイヒールをはいた20世紀初頭のいでたちをしたご婦人が、丸い帽子ケースや革のトランクなどをポーターに持たせて入ってきそうな、そんな待合室です。
「オリエント急行」と聞いただけでロマン漂う旅のイメージがわき、今にも憧れの世界へ連れて行ってくれるような気がしてきます。
今日の昼食はこのスィルケ ジ駅の豪華な食堂で、映画のスチール写真を眺めながら当時の王侯貴族になったつもりで・・・








イスタンブール 




リュステムパシャモスクと「モスク」の名がついているがリュステムパシャモスクはイスラム寺院のお祈りの場では無く、イスタンブール旧市街の地下に広がる縦140m、横幅70m、天井までの高さ8mの巨大な地下の貯水池だ。またガイドブックには地下宮殿とされているがもちろん宮殿でもない。造られたのは4世紀から6世紀にかけてイスタンブールの地下には同じような地下水槽が数か所造られていて、当時の飲料水として用いられていた。今では底に50cmくらい水が貯まっていて、魚が泳ぎ、観光名所として公開されていて、薄暗い宮殿内ですが、柱やアーチがライトアップされ幻想的な雰囲気を作り出している。宮殿の最奥部にはメデューサの首が石の柱を支えていて、絶好の写真スポットとなっている。













イスタンブール 



 
イスタンブールではグランドバザールとエジプシャンバザールに行きました。
どちらも広大な市場で一歩中に入ると狭い通路が迷路のように交差している。

グランドバザール:現在約4,000件のお店が並ぶグランドバザールは、巨大な賑やかな商店街。イスタンブールの中のもう一つの街といわれるほどの大規模商店街で、地元の人達のお店と観光客向けのお店が混在している。

エジプシャンバザール:エジプシャンバザールは小さなグランドバザールとも言われますが、ハーブや調味料等トルコの人々が日常に使う商品が多く並んでいます。
オスマン帝国時代にエジプトからの税金で建てられたため「エジプシャン・バザール」と名づけられています。











イスタンブール 




ガラタ橋近くの乗船所よりボスポラス海峡のクルーズ。
出航してすぐに左手にドルマパフチェ宮殿が見えて来ます。アジア側とヨーロッパ側の景色を眺めながらボスポラス大橋下で方向転換して再びガラタ橋に戻る、好天に恵まれのんびりとした時間を過ごしました。












帰国



 11−12日目 6月2−3日
トルコでの最後の食事を済ませてイスタンブールの国際空港へ。
ターキッシュエアラインズのTK052便は3日の午前1時過ぎに成田に向けてイスタンブールを離陸。
座席番号も往路と同じコンフォートクラスの最後部。
映画も見飽きたのでゆっくりと休むことにした。イスタンブールを飛び立った機体はシルクロードのやや北側を飛行して富山から日本列島を横断して成田国際空港へは18時30分に無事に到着。
機内食は往路のよりも少しは良かったように感じた。

今回の旅行は往復の航空機の座席がコンフォートクラスでゆっくりと出来たことと、トルコでの長距離の移動中のバスも超ゆったりの座席で、前の座席下の足置きまで足が届かない!
前の座席の背もたれには大きめのモニターが付いていて、おまけにインターネットが自由に使えた。さすがに山間部では繋がらなかったけれど、観光の情報や日本のニュースが見られてとても良かった。
全体としてとてもゆったりとした12日間のツアーでした。

追記:その後TK052、053便に使用される機体が変わってしまい今回搭乗したクラスが無くなってしまいました。残念です。











                                     





PART 1: 成田からトルコへ ハットゥシャシュ カッパドキア

PART 2: コンヤアンタルヤ クサントス パムッカレ

PART 3: エフェソス アイワルク トロイ

PART 4 : イスタンブール トルコから成田へ





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